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「試作ファンド」海外投資第3弾はナノテク素材グラフェンを応用した糖尿病患者向けフットセンサー開発ベンチャーへ

Makers Boot Camp(運営:株式会社Darma Tech Labs、本社:京都市下京区、代表取締役:牧野成将、以下「MBC」)は、ジェネラル・パートナー(GP)として管理する「MBC Shisaku 1号投資事業有限責任組合」(以下「本ファンド」)の国内/海外を合わせて5番目の投資先としてBonbouton (本社:ニューヨーク市、CEO:Linh Le、以下「BB」)へ投資したことを発表致します。BBが特許を持つフレキシブルなグラフェンセンサーはフットケアだけでなく、ヘルスケア全般へのセンサー応用も期待されています。MBCは世界基準となる可能性のある優れた技術を持つベンチャーへ技術/資金支援することで、京都の試作技術を世界に広めるチャンスを今後も増やしてまいります。 "海外投資第3弾はナノテク素材グラフェンを応用した糖尿病患者向けフットセンサー開発ベンチャーへ" BBは、糖尿病の合併症として患者の足にあらわれる初期症状を靴の中敷き型センサーでモニターし、アプリを通じで患者に知らせるプラットフォームを開発中です。グラフェンを利用した中敷き型センサーは通常の中敷きと使用感は変わりません。 NY市内で最大のアクセラレーションプログラムEntrepreneurs Roundtable Acceleratorの卒業生でもあるBBは、現在ニュヨーク市のDIGITAL HEALTH BREAKTHROUGH NETWORKに参加中であり、このプログラムを通じてNY市内の主要病院と臨床実験を行っています。実験で有効性を証明した後、2019年には一般消費者に向けたサービスを提供予定です。 【糖尿病患者が抱える問題について】 アメリカでは医療費増大が社会問題化しており、その問題解決の手段として予防医療が大きな関心を集めています。米国内では3千万もの人が糖尿病に苦しんでおり、年間で7万人が糖尿病を原因とする下肢切断に至っています。下肢切断後の5年生存率は60%、その治療費は年間1.7兆円といわれています。BBの使命は糖尿病患者が下肢切断に至る前に症状に気づき、彼らのクオリティーオブライフ(QOL)をサポートすることです。 【グラフェンについて】 2010年ノーベル物理学賞の受賞テーマとなった「グラフェン」は、炭素原子1~数層のシート状のグラファイト(黒鉛)です。極めて薄く、ダイヤモンドと同等の強度、高い柔軟性/電気・熱伝導率という特性を持ち、化学耐性や耐熱性の高さからシリコンや貴金属の代 替品として有望視されています。グラフェン研究者でもあるLinh Le氏率いるBBはインク状に溶解可能な「酸化グラフェン」の特殊プリント技術に関する特許を5つ所有し、現在も新たな特許を申請中です。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、グラフェンの市場規模は2030年に1000億円(13年は13億円)となり、その応用製品の市場規模は数十倍になると予測しています。 MBCは世界基準となる可能性のある優れた技術を持つベンチャーへ技術/資金支援することで、京都の試作技術を世界に広めるチャンスを今後も増やしてまいります。

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